初心者におすすめの総合音源(ソフトシンセ)3種類の紹介です。
CubaseやLogicなど、DAWには最初からかなりの楽器やシンセサイザーの音が収録されています。
しかし、「とてもいい音か?」と言われると流石に「いい音」とは言い難い音がかなりあります。
テクニック次第で悪い音も良い音にすることが出来ますが、始めたばかりの初心者にはなかなか難しいかと思われます。
特にエレキギターの音を鳴らしてみると非常にわかりやすいかもしれません。
ギタリストが聞いたら鼻で笑ってしまうような音が収録されています。
「打ち込みでいい音」を出したいと思ったらソフトウェア音源を購入してDAWに追加します。
しかし、様々なメーカーから多種多様な音源が発売されており値段もバラバラ。
一体どれを買っていいのかわからない…という方向けに簡単に説明したいと思います。
特にジャンルのこだわりがなく幅広く作りたいという方は「総合音源(マルチ音源)」をお勧めします。
総合音源とはジャンル問わず沢山の楽器が1つのパッケージに収録されており、これ1台持っていれば大抵のジャンルがカバーできます。
デメリットとしては単体音源に比べるとクオリティが多少劣ります。
Sample Tank 3/ IK MULTIMEDIA
¥47,500
- 33 GB以上ものサウンド。
- 21のカテゴリーに分類された4,000以上もの新しいインストゥルメント。
- 世界中の著名なアーティストにより演奏された2,500以上ものオーディオ・ループ。
- 2,000以上もの MIDIファイル。
- 25タイトルのSampleTank 3サウンド・ライヴラリーで拡張可能。
非常にわかりやすいGUIで初心者にも操作しやすいかと思います。
また好みのサウンドを後から拡張できるのも特徴。
HALION5 / HALION SONIC2 / Steinberg
HALION 5 / ¥34,500
HALION SONIC 2 / ¥24,400
Cubaseを開発しているStenibergの総合音源です。
なじみやすく非常に使い勝手のいい音が多い印象。
HALION5とHALION SONIC 2の大きな違いとしては、
収録される音色数・サンプラー機能の2つといったところでしょうか。
HALION5の廉価版がHALION SONIC2という感じです。
KONTAKT / Native Instruments
¥49,800
- 幅広い種類の最先端のサンプル・インストゥルメントの演奏とコントロール
- 1000以上のインストゥルメントと43 GB以上のコンテンツを含むライブラリを収録
- ディープなサンプル編集とインストゥルメント作成オプション
Native Instruments社の総合音源・ソフトサンプラーです。
HALION5に比べると音質や拡張性が高い印象です。
(※画像クリックでNative Instruments社のHPに飛びます)
余談ですが、Native Instruments社の音源を大量に詰め込んだ「KOMPLETE」というパッケージがあります。
このパッケージには上記のKONTAKTも含まれ、その他ハイクオリティな音源やエフェクトが多数収録されていますが、初心者にはあまりお勧めしません。
理由としては、
・非常に高額(フルバージョンだと約14万円)。
・音の数が膨大すぎるため、音を探す時間がかかる。
・バンドルされている音源によって使い方が違うため慣れるまで大変。
・癖のある音が多い。
など挙げられます。
有名なところでは3種類でしょうか。
その他、民族楽器に特化した音源やオーケストラに特化した音源などもあります。
総合音源は買わず自分の作りたいジャンルに特化して音源強化するのも全然アリだと思います。
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