ボーカルのレコーディングは、初めての人にとってはとてもめずらしく、アーティストのプロモーションビデオなどで見たのと同じ体験をする事になるので、楽しさもあります。
レコーディングブースに入ったら、まずはヘッドホン、音源のボリュームをコントロールする機材などを確認し、レコーディングエンジニアから操作方法の説明を受けます。
つまみがいくつか付いていて、自分の歌声、バックトラック、全体、などの音量がコントロールできる様に割り振られていますので、最初に確認しておきます。
マイクの位置や高さも、この時に調整されます。これはエンジニアに任せるのが一般的です。
ヘッドホンを付けて、テストで何度か歌いながら、自分の歌いやすい音量に調節しましょう。
レコーディング用のマイクには、かなり些細な音まで乗ってしまいます。口が渇いていると雑音が出やすくなるので、水や飲み物を用意しておく必要があります。
いよいよ、レコーディングディレクターの指示を受けながら実際に歌って行きます。ワンテイクでOKが出て終了する場合もありますし、ニュアンスや音程が気に入らない場合は、該当箇所だけを抜き出して歌い直す事になります。ディレクターの指示や、自分でヘッドホンを通して聞いた歌を踏まえてやり直す箇所を決めて行きます。
全体が問題なく録音できたら、レコーディングは終了です。
初めてのレコーディングでうろたえない為にも、この基本的な流れは知っておくと良いでしょう。